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朝顔のスマイル~子どもとワタシの日々の出来事

幼稚園年少2 大学病院受診

夏休みが明けて、新学期。
先生から、随分息子の様子が落ち着いた、お母様が努力なさったのが、彼を見ていて分かります・・
との言葉をいただいた。

だいぶ落ち着いたようではあるけど、多動な部分が全く見えないわけじゃない。
先生も園での生活の中で、だいぶ配慮していてくださるようだった。

12月の終わり、冬休み中に、息子はお兄ちゃんになった。
赤ちゃん返りや嫉妬もなく、とてもかわいがる。

3学期、1月に個人面談があった。
その時に、「小学校にあがるまでに、一度受診する事を考えてみて欲しい」と伝えられる。
息子の多動の原因になる何かがあるかもしれない。
例えば、
・視力の問題(乱視など)があった場合もある
・聴力の問題(聞こえ辛いなど)があった場合もある
その他にも何か原因があったとするなら、わかった方が息子のためだから。。
発達がどうのこうの。。という話は出なかった。
でも、先生の中では頭にあったのかもしれない。

でも、まず受診。。というよりは、幼稚園や家庭で出来る事をしていき、それでもよくならないようなら受診を・・・
という話だった。
が、数ヵ月後うちの夫の仕事の都合でこの土地を離れる可能性が大きかった。
それを伝えたら、数日後、
「なかなかいいお医者さんを見つけるのも大変かもしれないので・・」
と、ここにいる内に受診することをすすめられた。

考えて、電話で問い合わせをし、紹介された大学病院で受診する事を決めた。
これが、息子の1回目の受診となる。

・・・・・・・・・・

年少の3学期、2月。
大学病院の予約を電話でし、幼稚園を休んで診察を受ける。
娘がまだ生後2ヶ月になるちょっと前だった。
担任の先生が、園での気になる行動などを書いてくださり、それを持参した。

良い先生で、信頼もあるような事を言われてきたんだけど、
うーーーーん・・どうなんだ?
というような診察で終ってしまった。
発達検査などをするわけでもなく。。
これまでの発達・成長の様子をあれこれ話して・・という感じ。

息子の幼稚園での様子と、家での様子に差がある。
家ではそんなに奇声を上げるとか、動き回るとかいう行動は見られない。

「もう少し、様子を見て・・続くようならまた来てください。
 園と家での様子も違うみたいだし、今度来るなら、先生と一緒に来てもらったほうが分かりやすいと思う」
って感じで言われた。
先生は、「どうしてなんでしょうねぇ~」
なんて感じだった。聞きたいのはこっちじゃ!

なんとも、スッキリしない診察だった。
幼稚園、休んできたのに・・・。
でも、息子は何ともないのかな・・
という、期待を持った。
期待を持ったというより、異常なんてないんじゃないか・・と思っていたのかも。
・・・・・いや、本当かなぁ・・?
本当は、異常があるとその時から分かっていたのかもしれない。
分かっていたから、スッキリしない気持ちで帰ったのかも。

・・・
夫は、息子についてのこういう話をすると、不機嫌になった。
「息子は、おかしいのか?!」
といった具合に、それを受け止める事ができないようだった。
そして、そういう事を言ってくる幼稚園に対しての不信感を持った。
こういう障害を持つ家庭の父親には、子どものその障害を受け入れられない父親はよくいるそうだ。

うちの夫は医者家系で、そんな中で育ってきたので、自分の子ども(特に男子)も優秀に育つに違いない、という、変な自信を持っているようだった。
こうして病院で受診してても、息子が、いわゆる「一流大学」に行くのは当然の将来のように話された事があった。
もちろん障害があっても優秀な人はいるのだけれど、病院などに行ったりしていれば、普通に将来に不安を感じるものだと思う。
不安を感じていないのかな・・と、ワタシが不安になった。
でも、夫は息子を信じていたのかもしれない・・。

毎回、こういう話をすると不機嫌になるので、ワタシは息子の発達について、夫に話さなくなっていった。
夫が不機嫌になるのもイヤだったり、
そんな思いをさせるのも悪いと思ったり、
ワタシの思いが、夫に通じないのも辛かった。

その後の発達検査も、夫には何も言わずに、息子を連れて行くようになる。
全部一人で抱え始めた。




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